review

闇の子どもたち

ネタばれあり! 「闇の子どもたち」を見る。自分がもしも児童買春を扱うんだったら、たぶん死ぬ前だな・・・とずっと思って来たんだけど、坂本順治監督はまだ若いのに果敢に挑戦!すごいと思った。以前ドイツの撮影クルーがタイで児童買春についての映画を撮…

「塩(ソグム)2003年、54min」/「人は何の為に生きるのか」 

今日は韓国の映画監督のパク・ジョンスクさんをお迎えしてイベントをやりました。監督は1994年に「労働者ニュース製作団」で活動をスタートし、1996年から「ドキュ希望」というグループで活動をしています。「壁の中の職業病、壁の外の公害病」(1998年…

バックドロップクルディスタン

先日、ポレポレ東中野で「バックドロップクルディスタン」という映画を見てきました。あるクルド人難民の家族と日本人の青年をめぐるお話で、とても爽やかで生きる希望に満ちた映画でした。 個人的な事と、社会をつなげる回路がなくなっている時代に、ここま…

憲法9条ってこんなにメジャーだったんだ!

ちょっと驚き。意外にメジャーだった9条。会場に3000人も入れなかったらしい。いやー。当日弁当売ったら売れただろうなー。(←えー!!そこ!?) http://jp.youtube.com/watch?v=R9Ns07Zd_m0&sdig=1

クライマーズ・ハイ

【注!腐女子ネタ入ります!ご不快な方は御帰り下さい】 えーっとひさしぶりにすごい作品にであったので報告します。「クライマーズ・ハイ」って映画なんですけど、現在都内でも公開中です。日航ジャンボ機墜落事件の全貌をドキュメンタリータッチで描いた映…

鈴木先生

ルームメイトおすすめの本。うわー。リアルだなーこの教師のダメさ加減が。先生も完璧じゃないって言う事がわかる良い本です。でも、ちょっとしつこくって・・・でもたまには濃ゆい話が読みたい時はオススメします。鈴木先生 (1) (ACTION COMICS)作者: 武富…

女帝エカテリーナ

帰りがけにブックオフで池田理代子のものすごい古本「女帝エカテリーナ」をゲット。一冊100円。この話おもしろーい。個を殺した女の姿が現代のバリキャリとかぶるー。全然古く無いです。池田先生ってあんなに美人で華麗なのに頭もすんごくキレるし。すご…

ラスト・コーション

アン・リーと言えばなにやらほんわか系のおじさんってイメージがあったんですが、今回はかなりの辛口映画でした。時は日本軍の占領下の上海。ヒロインが抗日ゲリラの女スパイですし、彼女が恋に落ちるのが親日の野心家の紳士だし。それにトニー・レオンの性…

グッドウイルハンティング

マット・デイモンって頭が悪そうな顔をしてるけど、このお話では天才の役。しかもこのお話の脚本をベン・アフレックと一緒に二年かけて書いたのもデイモン。という事でどうやら彼はバカじゃあなかった。

猟奇的な彼女

自分が知る限りでは確かに中国、韓国の女の子は強い。中国では路上で喧嘩している男女をよく見たが、だいたい女子が勝っている。さておき、いい脚本だった。配役もいいし。恋愛ものは苦手だけど、これは面白かったな。女が殴ってるのをみるとなぜスッキリす…

ブラッドダイヤモンド

「あるダイヤを巡るアクション映画」と一言で言えるけど、まあ、グローバリズムと戦争というのをわかりやすく説明してくれてる。欧米で売りさばかれるアフリカ産「紛争ダイヤ」の話である。20万人いるといわれている少年兵士にも触れている。どうやって彼…

Sweet Sixteen/イギリス/2002年

ケン・ローチ監督作品。これはもう、「ケン・ローチという伝統芸能」なんだなーと言う事が分かりました。階級社会の中では下層はいつまでたっても下層・・・っていういつもの定型の踏襲でした。もうそろそろ監督は別のテーマで撮ってもいいんじゃないでしょ…

CHAOS(邦題「女はみんな生きている」)

数年前に劇場公開された時に友達が絶賛してたのでかりてみた。くすぶりぎみな主婦とボロボロの娼婦が織りなすリベンジゲーム。おお!近年まれに見る女性が女性の為に撮った傑作ですね。「テルマ・アンド・ルイーズ」や「カラーパープル」と同時に語ってもい…

elephant/2003年/アメリカ

ガス・ヴァン・サント監督作品。有名なコロンバイン高校での銃の乱射事件をモチーフにした作品でした。同じ時間軸の中で色んな生徒達が事件当日にどんな風に動いていたのか、ステディーカメラが人物を前方から押さえつつ密着して記録していく。日常の中の意…

ヨコハマメリー

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息子の部屋

息子が事故で死んで、元彼女が現れて、交流して・・・。という20文字くらいで書けそうなくらい出来事の無い物語でしたが、演出が秀逸で最後までがっちりと心をつかんで離さない映画だった。たまたまイタリア映画なんだけど、まあ要するに人が誰でも遭遇す…

地球道草アンダンテ

大竹サラ 漫画エッセイで描かれたアメリカ滞在記。素朴で面白い。しかし、アメリカ旅行って日本人あんまり行かなくなったよね。みんなアジアかヨーロッパ。ゆえに新鮮です!地球道草アンダンテ―ドリームランドexp. (フラワーコミックススペシャル)作者: 大竹…

「シリーズ イラク開戦から5年 イラク帰還兵 苦悩の4年間」

2007年/アメリカ/リザーブド トゥ ファイト制作 イラク戦争のためにアメリカから派遣された最初の部隊は、2003年3月、イラク南部に上陸。その後、バグダッド進攻をはじめ、激戦をくぐりぬけ、2004年に帰還した。番組では、最初の帰還兵となった…

「靖国 YASUKUNI」/リー・イン/アルゴピクチャーズ

今日は夕方から銀座の某劇場の試写室で映画「靖国YASUKUNI」を見てきました。なんか色々問題になってるらしいと噂では聞いてましたが、今日夕方のニュースを見ると新宿バルト9に続いて銀座シネパトス、渋谷Q-AXcinema、シネマート六本木、シネマート心斎橋全…

土竜の問題/土竜唯一(もぐらいち)著

先日御友達経由で知る事となった同人誌。っていうかミニコミ?とにかくこの本は手作りだ。白いコピー用紙を二枚折りにしてホチキスでとめ、更に背を製本用のピンクのテープで留めてある。なかなかダイナミックな装丁。そしてなかみもすごい。42ページもあ…

アニー・リーボヴィッツ〜レンズの向こうの人生

(以下ネタばれあり) 映画「アニー・リーボヴィッツ〜レンズの向こうの人生」見ました。 アニー・リボーヴィッツというとジョンレノンが死ぬ数時間前の写真や、デミ・ムーアの妊娠ヌード写真で有名な人ですが、実は割と地味な日常等の描写も得意とする写真…

モテたい理由(2回目)

別にモテたくて読んだ訳じゃないんだけど、やっと最終章まで読みました。単に日本人女性のライフサイクルを通して日本の女性を批評する本だと思ってたのに最後でどんでんがえしが!最終章は日本とアメリカについて書かれていました。しかも「戦争」「宗教」…

パプリカ

「千年女優」が大好きなのでこれもみました。申し分無い仕上がり。あー劇場で見たかったな。どこかの劇場が今敏特集組んでくれたら絶対に見に行くんど。日本が世界に誇れる数少ない監督だと思うんですけど、日本であまりウケてないような気がする。日本のア…

桜の園 

うる星やつらビューティフルドリーマー

そうそう。「うる星やつら ビューティフルドリーマー」を25年ぶり位に見ました。あ〜こういう話だったんだ〜と。やっぱり子どもには理解不可能な世界ですねえ。バブル世代の40代の人が「終わらない学園祭っていうテーマは僕たちが実体験してきたものだ」と…

ほしのこえ

2002年製作の新海誠監督のフルデジタルアニメーション。映像作品としてのアニメーションの世界では今まで描かれることの無かったタイプの作品(要するに一般アニメ市場でも通用するレベルとエンターテイメント性があること)を見たことが無かったのでちょっ…

突撃!自衛官妻

自衛官の妻の漫画家さんのエッセイ漫画。なかなかギャグセンスも、リポート力もあり楽しく自衛隊のフンイキが伝わって来るいい漫画ですね〜。気になったトピックスとしては1.海上自衛隊対陸上自衛隊のテロ想定訓練=陸自がテロリスト役になって鬼ごっこを朝…

俺たちフィギュアスケーター

とうとう見てしまったよ。「俺たちフィギュアスケーター」略して「俺フィギ」。周りの友人は誰一人見に行かなかった映画だが、私はこういった映画には鼻が利く。こういった映画・・・とはつまり究極のおバカ映画であり、こういうものに鋭いサーチ能力を発揮…

今日からマのつく自由業!

BLだと思ったのにBLじゃなかった漫画。(男泣き)内容はまあまあ。ご家族でも読めますw。

「モテたい理由」

赤坂真理って人を私はあまり知らなかったのですが、みじかなお姉様がおすすめしてくれたので早速読んでみました。この本はタイトルとは裏腹に閉塞感、息苦しさ、生きづらさについての本の様ですね。 恋愛至上主義の中での経済原理から日米関係と戦争の歴史(…