バッシング

 今日はほんの少しの仕事の隙間に友達と新宿御苑でお花見しようとしたのですが、夕立と雷に苛まれて、結局漫画喫茶に逃げ込みました。そこで彼女と2人でなぜか「バッシング」という映画をDVDで見ました。確かイラク戦争で人質になった日本人をモデルにしてつくった作品としてカンヌ映画祭でも正式招待されるなど話題をよんだ作品だったから、二人ともワクワクしつつ見たんだけど、オール日本ロケで海外のシーンは皆無、一貫して最初から最後まで日本の田舎町(北海道?)の陰惨で閉鎖的な環境でのプロ市民活動家の被差別具合を見せつけられました。
 たぶん高藤さんをモデルにしているんだろうけれど、主人公は「日本でうまくいかないからボランティア依存している人」として描かれていて、それはちょっと無いんじゃないかなーと思った。そこでまた揚げ足とられそうで嫌だなーって。
まあ、でも日本で(中途半端に)出る杭は徹底的に打たれるんだよ・・・というサンプルとしては本当に解りやすいモノだったと思うんだけど、映画ではあまりにもその悲惨さばかりが強調されていて、ものすごく疲れたよ。やっぱり希望が少しでも見え隠れする作品がみたいな。

 

バッシング [DVD]

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