THE CORPORATION(ザ・コーポレーション)
- 作者: ジョエル・ベイカン,酒井泰介
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/11/10
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
まあ、アップリンクでロングランしていたのは聞いていたんですが、見逃していたのでDVDで見ました。最初の3分でわかったんですが、この映画はマイケル・ムーア的な構成のしかたで、まあ、批判的に見るならば「出来レース的ドキュメンタリー」と言えてしまうんでしょうね。でも、まあ自分も大企業は嫌いなんでこういう映画は応援したいものです。
企業っていうもの自体が一人の人間とするならば実在する一つの人格としてどんな人物なのか分析していくとサイコパス(人格障害者)になる・・・というコンセプトなんですね、斬新です。
ノーム・チョムスキーが「企業の解散がのぞましい」と発言しているのを聞いて、すごいショックだった!企業解散!友達の家が「家族解散」したらしいんだけど、それを聞いた時以来のショック!
後、ボリビアのコチャバンという南米の国でいきなり水に収入の4分の1くらいの水道料金をふっかけようとしたらいんだけど、黒幕は世界銀行とアメリカのベクテル社(水売り職人)で、ボリビアの政治家を買収して、そゆ事しかけようとしたらしいです。でも国民が怒って(そりゃ怒るわなぁ)デモとかやって回避できたみたいなんだけど、軍隊と市民の衝突で何人か死んでるし、まあ、戦争の様相を呈してるね。その話がショックでしたね。
まあ、戦争の歴史と企業が開拓していく歴史は本当に双子のようにそっくりですね。10年前に「教えられなかった戦争」という日本のドキュメンタリー映画を見た時日本企業もアジアで似たようなことやってる事を知った。それ見た時あんまりショックで一晩眠れなかったんだけど、(まあ日本政府と日本の大手企業に買収された政権が軍人をやとって撮影協力者を暗殺したりしてるんだよね。ほとんどSFだよね)まあ、時間が経っても国は違えど企業が追求することなんて発想は全然かわんないもんなんだよね。サルだよね。っていうかサルの方が賢いよね。昔「一休さん」でも似たような事言ってたよ!
まあ、おいら政治も経済もわからんけど、まあ自殺したくなるような社会よりは、しょぼくて不便でも生きたくなる世の中のほうがいいに決まってる・・・それだけの話だよね。
あー長い・・・ここまで読んだ君はエライ。
- 作者: ナオミクライン,Naomi Klein,松島聖子
- 出版社/メーカー: はまの出版
- 発売日: 2001/05
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 68回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
全くの余談なんだが、ナオミ・クラインはあれだけの才能と過激な発言で反グローバリズム運動の旗手であるにもかかわらずメディアに露出するときにあまりにも腐女子っぽい風貌なのはどうにかした方がいいかもしれん。誰か彼女の身近な友達はそれとなくアドバイスすべきだ!(ホントにどうでもいい話だよな。こういうのを世話焼きばばあというんだな)