みんなでつくるメディア!(^-^)/

rena11252008-05-28

 本日「イ・ヨンチェさんと韓国オルタナティブメディアについて語ろう!」 というイベントをMediRの松浦さんと開催しました。結果は大成功!お越し下さった皆様本当にありがとうございました!もー予想以上に盛り上がって・・・私こんなに嬉しかったのは久しぶりでございます。なんで楽しいのか?やっぱり考えている事や目指しているイメージがとてもシンクロしているからでしょうね。
 私はカメラマンをやって数年たちます。プロレベルの撮影技術を身につけたり、それなりに映像制作をしていて、名前が売れたりするのはそれはそれで嬉しいんですけど、でも、じゃあこれからどこを目指すの?って時に「私一人が何か社会の問題を撮り続けてもつまんない」という気持ちが強い。世の中にはいろんな問題で悩んでる人がいる。それは介護問題でひとり孤独に苦しんでる人や、障害を持った人、性暴力を受けて人格を破壊された人、家族の中にいても孤独な人・・・いろんな場面でいろんな問題を 抱えた人がいます。私は欲張りなんで「全ての人が救済されるべきだ」とドキュメンタリーを撮る立場として思いますが、私が誰かを肩代わりはできないです。肩代わりしたフリをして立派なドキュメンタリーを撮ってもそれは私にとっては本当じゃない。
 前にも言ったんですが、やはり全ての人が自分を他者に伝えて行けることが本当の意味での救済だと思います。だから、MediRの松浦さんやイ・ヨンチェさんが目指す所の独立した市民メディアという考え方に強く惹かれたのだと思います。(マイノリティーが表現するときに検閲や自粛という圧力が重くのしかかってくるからです)
 自助グループに居た時も感じた事ですけど、「自分だけの病気が治ればそれでいいのか?」って問題があります。答えはNOです。私が回復しても、病理をつくる社会が変わらなければ私が経験した苦しみを持ち続ける人は減らないわけなのです。それで回復者と言われても何も嬉しく無い。そんなのは欺瞞だと思ったんですね。
 だから、幸運にも回復した恩を私は別の型できっと社会に還元して行けると思うし、そうじゃなきゃ嘘だろと本気で思います。

 今の時代は生きているだけでいろんなものを奪われる世界だと思います。自尊心や、肯定間、安心・・・日々メディアにさらされているだけで、失って行くものが多すぎます。私たちはそういう世界の中で、奪われるだけに生まれて来た訳じゃないですよね。闘うっていうと大仰ですし、辛いですから、楽しく創って行ければそれがきっと生きる上でのビタミンになるんだと思います。
 そう、楽しく、ちょっといいかげんにやっていけたらいいんじゃないですかね?



 ・・・って報告は?また明日(汗)