前時代の亡霊

 20代後半、摂食障害も全盛期の頃、自己評価をあげるのにとても苦労しました。朝、仕事に行く為に起きれただけで「よくできたね」と褒める。ブラインドタッチができるようになったら「よく努力したね」と褒める、同僚と話ができたら「勇気もってはなせてよかったね」と褒める。これを徹底してどうにか仕事ができるレベルにまで浮上しました。(出発はマイナスなので今がゼロ地点くらいかもしれませんが)
 30代も半ばになって、仕事も自分であれこれ出来る様になって、「底付き」時代から比べれば、本当に信じられない成長をしたなあと思っていたし、自己評価もずいぶん上がっていると思っていたのですが、対人関係でやはり気がつくと「いい人」をやるパターンが全く抜けていない事に気づきます。特に対男性だと、「亭主を励ます母親像」=高度経済成長期の性役割分担と、企業の効率化の為の核家族強化・・・が自分の中で強烈に息づいている事を感じます。これは自分の年収がどんなに上がっても脱出するのが難しい「おんぶお化け」みたいな固定観念です。
 そういう事に気づくと現代的な価値観がそういったネガティブな自分を攻撃し始めるので、自分のなかで自分がボコボコにされるわけでw・・・。一度染み付いた自己評価の低さを補填する事は本当にむずかしいなあ・・・と。
 アサーティブトレーニングしないとなあ。あー後手っ取り早く「Therules」をミクシーで読んでます。女子に一番普及してるアサーティブトレーニングの本かもしれないねえ。