「オッパー」作戦大失敗

 終ったのは20時くらいだったかな?今日はちょっと、宿題も大量にあるし、ゲストハウスは厳しいのでホテルに移動。しかしスタッフのヨン様が用意したホテルに入ったらダブルベッドな上に天井に「LOVE」って書いてあっておもいっきりラブホテルじゃんか!って思いましたが、女史同士二人、男子同士二人で別れて入りましたw。
ちなみにベッドの横にビジネスライクに置かれた旧式のウインドウズが寂しさを演出してましたwまあ、でもこういった「モーテル」は韓国では誰でも泊まれる場所みたい。ちなみに入り口に温泉マークがあるんだけど、若いスタッフに「このマークを逆さにしたのを日本では「さかさくらげ」と言って連れ込み宿なんだよ!と生き生きと説明している自分が「もう若く無い」と自覚しました。
 ヨン様が「ちょっとだけ息抜きしよう」と言って南大門市場へ行きました。ここではチマチョゴリから子犬まで何でも手に入る場所です。私は1000円のパンプスを3個も買っちゃいました。店員のおじさんにおねだりしました。韓国では男性に対して「オッパー!私これが欲しいの〜」とおねだりすると100パーセント奢ってくれると聞いていたので、おっちゃんに「オッパー!これ3つ買うから2500円にしてよ〜」と最大色っぽく言ってみたけど「ダメ!絶対!」と言われ、「じゃあ100円まけてやるよ」と言われました。こんなに頑張ったのに100円・・・嘘じゃん!オッパ戦略!ヨン様は韓国労働運動のきっかけになった工場労働者の話を歩きながらしてくれました。この地区はアパレルが強いんですが、ある縫製工場での女工の過酷な労働状況を改善しようとした低層階級の青年が焼身自殺をした話でした。死んだ後に彼が残した日記には「もしも僕に大学生の友達がいたら、こんな事にはならなかったかもしれない」と書いてあった事から一気に大学生を中心に労働運動が盛り上がったという歴史があるそうです(いつの時代か忘れた)そして、この後「三段肉」という韓国料理を深夜に食べました。
 日頃忙しくて目線をあわせる事もないスタッフ同士ですが、こうやってツアーの間は心行くまでメディアや社会について飲みながら議論をふかめれます。こういう事が一番大事なのかなーって幸福な時間を噛み締めました。
チャムセサンのオフィスで発見したメット。これ欲しい!