階級問題もちょっとあったかも

 昨日の「絶縁!」の続きです。
 hizzさん金さんレスありがとう。ちょっと楽になった。

 色々考えてみたんだけど、クリエーターどうこうはどうやら彼の逃げ口上だった様な気がして来た
 彼はすごく貧困家庭あんど機能不全家族の元で育った人です。一方私はいくら労働者階級の娘といえど、一応大企業に勤務していた父にキッチリ大学まで行かせてもらった。当時の言葉で言う所の「中流家庭」で育ちました。彼からしてみたら「親の金でぬくぬく育ったふぬけた若者」だったと思います。そういうふぬけた連中が苦労もせずに、職業訓練もキャリアアップもあきらめてダラダラしている様が彼にとってはとても「イラつく」存在だったみたいです。「中央線沿線に住んでいるといつまでたっても貧困から抜け出せないよ」って言われた事があったし。

 苦労して根性でどん底から這い上がって大企業で生き残って来た彼はどんな状況でもやっぱり全肯定されたかったんじゃないだろうか?数少ない(だったかどうかわかんないけど)友人にそこの根底部分を否定されたら確かにキレるかもしれない。だって、それが彼のアイデンティティーなんだから。

 私は、ほら「ダメ連」出身じゃないですか?後、自助グループ出身でもあるし、まずはダメ肯定して。ダメな自分も、鬱で自殺したい自分も、「ありのままの自分」も肯定してみて、それから自分を再構築して、きちんと一から職業訓練して、色々辛かったけどあんまりスパルタじゃない現場でカメラマンになったワケで、そこの「一度ひとひねりしてる」っていう所がどうにも彼には伝わらなかったんだよね。何も悩んでないんじゃなくって、一応ものすごく死ぬ程悩んだり、苦しんだ上の「まったり」だったワケなんだけど。

 長い付き合いだったけど、あんまし深い話はしてないし、説明不足もお互いの誤解を深めたみたいで・・・残念です。まあ、でも去る者は追わずです。だって、彼はいい大人なんだから逃げようが何しようがそれは彼の判断だしね。

 答えになって無いかもしれないけど、大企業で勤めるサラリーマンだってとても辛いと思うし、リストラされてる現場で頑張り続けるなんて想像を越えるストレスだと思うし、もっと思いやってあげればよかったなーって。後悔先に経たずです。