「生きる事はよい」

rena11252008-07-23

 
 今日はg8 media networkのg8後初めてのvideo unitオンリーの会議がありました。私、今回とっても嬉しかったのは単にお祭り騒ぎでおわるだけじゃ無くって、集まって来たビデオアクティビストやら活動家やらジャーナリストやフリーターやら学生やらいろんな人たちと時間と場所と熱気を共有できた上に、決定的な仲違いとか分裂とかも無く、「じゃあ次は何をしようか?どうやって繋げて行こうか?」みたいな凄く前向きな話が出来ている部分でした。「videounit」の人たちはみんな大人で、一緒に仕事ができた事を本当に誇りに思いました。
 会議はルノアールの会議室でやったんですが、二次会はなんと新宿の花園神社境内。みんなでビールやらおつまみを買い込んで、夏休みのコギャルの集団を横目に車座になって夜な夜な語り尽くしました。なんていうかーまるで70年代のアングラ劇場の劇団員みたいな感じ?いや、こんなにアツイ人たちあんまし今時見た事ないですw
 若者達(すでに自分とか老兵なんで。ショボン)に言われたのは「左翼はすごく不親切、いきなり【不当弾圧】とか言われても分かんないし、シュプレヒコールだって全然ノれないし。理解不能」「市民メディアって言葉には何かうさんくささを感じるし、優等生的でヤだ。」とか・・・。いや、みんな結構本音でしゃべってくれて嬉しかった。しかし深夜になり、徐々に酒がまわってくると某若手監督のI君が「生きるって何なんスか!?」とかデカい声で大人達にまくしたて始め、我々も最初は秋葉原事件とか具体的な話をしていたのに段々最終的に「人類と地球とは」などについて話始め、何かボタンを掛け違えた感のある堂々巡りの飲み会になってゆき、「あーなんか懐かしいなー青春」って思いましたw
 一緒に居たイルコモンズさんが「生きる事はよい」んですよ。それに「殺す事はない」んですよ。と秋葉原事件から国家の戦争についてまで若者に分かりやすく論じていて、「あー私の周りにはこんなに優しい大人はいなかったなー」って思いました。

 しかしですね、土屋豊さんも、遠藤大輔さんも、イルコモンズさんも根来も「自分らもう若者じゃないんだー」って部分でちょっとショックだった。でもまあ、役割として若者じゃなくなる事に慣れていかないといけないんだねー。ちなみになぜか大人達はみんな靴を抜いで境内でくつろいでたんですけど、若者代表のI君は「なんか、今日わかった事は、俺らより上の世代の人たちの方が自由なんだって事がわかりました。だって境内で裸足になったら足が汚れるじゃないですか」って言ってて。「あ、そこポイントなんだw」と思いました。