ベイエリアだけど、デートで来た事は一度も無い

rena11252008-06-20

 すっかりベイエリア勤務になり2週間程たちました。10年ぶりぐらいにマスコミちっくな仕事してるんですけど、なんか昔と違ってあんまり卑屈にならない自分にちょっと驚き。たぶんマスコミへのコンプレックスがなくなったんだろうなーって。人は選択肢があれば、それだけでずいぶんと楽に労働できるんだなーってわかった。思えば20代の時のマスコミの仕事で心病んじゃったんだよね。
 友達とごはん食べつつ秋葉原の通り魔事件の話に。なるべくこの話題は避けて来たんだけどその理由は日常的に生き続けて地獄を味わってる労働者が今、ここにいるし。事件を扇情的に語る事でそういった人たちが見えなくなるのが嫌だったからです。
 後、若い世代ってキツいなーって思った。先のイメージが見えづらいし、自分の能力や、立ち位置も見えづらいし、あがけばあがく程悪い深みにはまる事ってあるし・・・。「ボーリングフォーコロンバイン」で「サウスパーク」の監督マット・ストーンがアメリカのコロンバイン高校での銃の乱射事件の犯人の高校生に対してい言ってたけど「後、もうちょっと待ったら卒業だったのにね。そしたら自分たちが無価値な人間だなんて感じなくて済んだのに。」(厳密には違う台詞だけど)って言ってた。狭い世界で自分が無価値だと感じさせられて、自尊心も、安心感もいろんなもの持って行かれて・・・自己責任って言い切るにはせちがらいものを感じますね。
 
 私前から思ってたんだけど、十代のうちから学校の単位の中に労働体験を入れればいいのになーって。ITの仕事もあれば、職人の仕事もある。そういう社会のいろんな人と接して行く事の方が新卒で教員になる人たちとばっかり一緒にいるより絶対いいと思うんだけど・・・。学校の先生ってバイアスかかってるよね。でも友達にそれ言ったら「それ文化大革命じゃないの?」って一蹴されましたw