細部を埋めて行くということ

 先日ゲームデザイナーのお友達にシナリオのダメだしをされた理由は「細部が全然描けてない」って事でした。確かに・・・わたくし地道な努力が全然足りなかった・・・と反省した(っていうか正直悔しかった)のでシナリオに出て来る戦場の部分を再度インタビューで補強する事にしました。舞台となった戦場で実際に闘った事がある兵士の方へ確認。前回は単に軍事的な事を聞けばいいんだという甘い認識だったのですが、リアリティーを追求したいなら衣服、装備(持ち方や使い方や使い勝手)、食べ物(調理のしかたなど)、気候、地理条件、病気、言語、住居etc.などについてきちんときかなきゃ〜と反省して1時間もお話を伺う。うう、本当にすみません。何も恩返しできない自分がふがいないんですが。
 でも、なんかすごく嬉しくて。単にこれはフィクションだし、実際にそれを文字にしたり、映像化しないかもしれないけど、でも、こういった細部をきちんと自分の中で埋めて行く作業に歓びを感じます。私の愛する物語にどうぞ魂が宿りますように。

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