戦争講座初級編 

 今日は午後に早速取材及び、シナリオの監修をお願いする為に軍事ジャーナリストのKさんと御会いしてきました。
 実はKさんとは2年前くらいに友達の紹介で御会いしたのですが、本当に楽しい方です。普通ジャーナリストをしている人って気難しい、ストイックな人が多いんですが、kさんは本当に屈託がなくて、きさくで、笑顔が素敵な方です。話しているとリラックスできるんです。まあ、でもこの笑顔が様々な戦場で修羅場をくぐって来た秘訣なのかもしれません。
 まず、戦争っていっても大規模なハイテク戦争があれば、ローテクな内戦などもあるわけですが、私が知りたかったのはまあ、東南アジア地域での内戦レベルの戦争の様子が知りたかったワケです。まずは私がすばらしい画力で一生懸命「こういうのってあるじゃないですか?」と説明。(下参照)この堀みたいな中で長い銃を構えて、土の入ったずた袋を積み上げてバンバーンって撃つじゃないですか?・・・という具合に絶望的に貧相なボキャブラリーを披露。

 まあ、後に「土嚢」とか「塹壕」とか「ライフル」」とかを知る事となりました。ところで塹壕ってヤツは単に直線で掘ればいいってもんじゃなくてジグザグに掘るらしいですね。そうすると爆撃が直撃しても被害が最小限で食い止められるらしいです。(「ボンバーマン」みたいな?)後、土嚢の積み方にも工夫があり、頭を出さずに銃だけを出せる組み方とかがあるそうです。まあ、でもこういう事を知ったとしても別に合コンで引かれるだけなんじゃないのか?っていうね。
 しかし。私。「フルメタルジャケット」とか「ブラックホークダウン」とかの映画を見ていてどんなにお金積まれても絶対に戦争にいくのだけは嫌だ!怖い!痛い!最悪!って思ってたので、直球でKさんにぶつけてみました。そしたら「まあ、男の場合は戦争にロマンとか求めますからねえ」という返答だった。そうか〜。自分とかお金に換算して「やっとれん」と思うんですけど、戦争に向かう男性の心理としてはそこに「ロマン」があるんですねえ。いやあ、自分たぶん一生わかんないんだろうけど、まあ本当に本気でそう思ってる人が居るって事がわかりました。
  まあ、でもこういったおしこチビりそうな怖い現場ではありますが数ある紛争地帯の中でも相対的に見て「まったりしてる」と言われる紛争地帯には派遣OL的なビジネス傭兵の人たちが「休暇」で遊びにくるらしいです。いや、でもねえ・・・休暇だったら別にグアムとかでナマコと戯れてればいいのに〜。戦場が好きなんだなあw
 ところで私はミャンマーを舞台にシナリオを書きたかったのですが、Kさん曰く「あそこはもう戦争してないし。東チモールの方がもっといい感じで撮れるよ〜」「あ、穴場は北朝鮮だよね」と言われて「がーん。どうしよう今更!」って感じですよ。っていうか、どんどん濃ゆいことになりかねない方向へ!三歩歩いて二歩下がってるかもw