愉快な研究室

rena11252008-01-22


大阪大学大学院にて二回目の講義。
今日は映像の撮影と編集の基礎技術を院生のみなさんにレクチャーする講義でした。
まず生徒さんがすでに作られた映像作品を見てアドバイスをしました。しかし、いつも、商業的にうまく撮れる事と作品として質が高い事は正比例しない…て事を枕詞のように言います。それをふまえた上で基礎のアドバイスをしました。 彼らは人類学が専門らしいのですでに興味の対象や研究テーマはあるわけで、知識も興味もあるわけだから既に撮れる要素は八割出来上がっていると思いました。技術は最小限あれば後は自己開発していけると思います。大切なのは撮りたい欲求がある事です。残念な事に映像やってる人で意外とコレが無い人が多いです。
一回目はお互いに緊張して言葉少なだったのですが、二回目はかなり生徒さんと楽しく会話しながら編集作業などできました。かつて大学の授業は何度か受け持ちましたが、やる気が無い生徒がただ座っている授業は本当にお互い時間の無駄なんです。堪え難い苦痛です。でも今回はみなさんやる気マンマンで本当にいい出会いでした。 日本では学会で映像を使った発表というのはあまりメジャーでは無いらしいし、しかも論文を映像で提出というのもあまり無いらしいです。彼らが人類学を映像としてどんな風に切り取ってくれるのか今から将来が楽しみでなりません。ぜひ開拓者になって欲しいです。

講義の後はまた研究室で手作りのご馳走頂きました。えへ嬉しいなあ。 夜は生徒さんのお友達宅で乙女トーク。御友達のNさんは私と同世代で人類学をされていたらしいですが、彼女の周りの外国人留学生って日本に来て何を研究しているかというとほとんどがヲタクとボーイズラブらしいです。あまりにみんながそのテーマばかり目指して日本に来るので担当教官が食傷気味らしいw なんか大変な事になってますね?翌朝は院生のTさんと一緒にモーニングをサテンで食べながら長々と人類学やら心理学の事やらで盛り上がりました。しかし乙女のみなさんと交流できて良かったなあ。

カフェ飯的イタリアンなトマト煮とオニオンとゴボウのヘルシースープとサラダでした。