ドイツとフランスがつくったパブリックチャンネル「arte」

 最近頭の中をいろんな情報が錯綜していてまとめる為にいろんな人と議論したいなーと思って同僚であり、アーティストの藤井光さんのスタジオでやっているイベントに行ってきました。お題は以下の通りで。これをネタに議論をしました。

 フランスとドイツの国がつくったパブリックチャンネルの「arte」というものがあります。平均視聴率は5%で、視聴者層は16歳〜30代と若い。ここでは一般的にはレア過ぎて扱ってもらえない様な番組を多く扱っています。湾岸戦争が勃発した時に生まれたアメリカの「ペーパータイガー」などの市民メディアに似た感じかもしれません。普通反権力的なものやアングラなものを国営放送で支援するというのはどこか欺瞞的だし、絶対に「検閲」があるだろう!と容易に想像できますが、どうやら設立当時に権力が干渉できないシステムを構築している様です(しかし一体どんなシステムなのか知りたいものです)最近のエピソードとしてですが、「arte」は今、日本政府とは関係性が悪いらしい。理由は番組内で「竹島問題」を韓国寄りに解釈した番組を放映したから・・・との事で。まあ、海外の政治問題にだったらアクティブに取り組めるという事でしょうね。こういった番組は日本ではまず放映不可能でしょう。
  プログラムはテーマごとに組まれていて、例えばエイズ問題ならばエイズに関する劇映画+ドキュメンタリー+テレビドラマ+討論番組・・・などなどディレクターが特集を組み長時間そのテーマで放映するというなかなか面白い組み方をされている。
 税金でつくっているのでスポンサーは無いが企業と「パートナーシップ」は持っている。例えば実験映画をあつかった番組では「アニエス・ベー」がパートナーになっている。企業側がこのチャンネルに対して持つイメージの良さが伺える。関わる事でイメージアップになるというわけですよね?

 あー、いろいろ議論したんだけど、9割忘れた。難しすぎて外国語に聞こえた。分かった事は雑多な相反するジャンルが混在したカオスの状態でもいいからとにかく日本でも「ポジティブなセクト化」が必要なんじゃないのか?・・・と。電通に依存しない形である程度市民の側が国の(税金が投入されてるんだし)持つチャンネルを勝ち取っていくべきだと。(まあこれは90年代から延々されてる議論ですけど)私が「you tube」でいいんじゃねえの?と発言したら。「無名性には責任がない」という事でダメらしい。まあ、確かに質の向上という意味ではダメかも。(ただ私はアナーキーさにかけては無名性があっていいと思うけど)・・・まとまらない。またまとまったら書きます。