和歌山2日目

rena11252006-08-19


母方のルーツ探しで気まぐれに訪れた和歌山ですがどうなるかなあ。
18日朝、七時に起きて朝食をたべ、和歌山市駅から電車で15分の距離にある根来寺へ。まず岩出駅に降り立つ。ものすごい田舎だ。自動改札も無いし、駅前にはタクシーもいない。電話で呼んだら40分も待たされた。街に1台位しかいないのか!?喫茶「マイアミ」とゆうインベーダーゲームのありげな店があるが勇気がなく入れない。 タクシーに乗り街を流しているとスーパーネゴロとか、美容室ネゴロとかの看板をみかける。15分位で寺に着く。小高い山の上に本堂があるが、麓にデカい門がある。上に上がると棒を振り回す子坊主発見。棒術の稽古かしら?と思ったらほうきで蜂を追い払ってるだけだった。てっきり僧兵だから戦うお坊さんなのかと思った!しかしまじで昔は「戦闘モードでろくにお経も読めない坊さん」だらけだったらしいけどw。
 でっかい仏閣が3つバーンとならんでいて、あとは裏側に「奥の院」があって、そこに根来一派を築いたかくばん上人のお墓があった。奥の院の雰囲気は静かでしっとりとしていて、なかなかよかったですよ。後、お寺の敷地内は起伏にとんでいて、ちょっとした谷になっているところがあるのですが、そこを覆うようにしていろんな樹木が生い茂っていて、その中を岩清水がながれおちてゆく様がうつくしいです。よく計算されてつくられてますね〜。
 
 私、活字が苦手であんまり真剣に資料とか読んでないんですが、ようするに新義真言宗の宗祖かくばん上人は高野山ではかなりの地位があった人らしいんですが、まあ、勢力争いに敗れて結局ここに根来寺を建立したわけで、まあ元は高野山組だったわけですよ。って事でこの後、2時間かけてケーブルカーにまで乗って高野山へいってみました。

 ・・・で高野山に着きました。第一印象は。「観光地やんけ」
確かに世界遺産かもしれんけど、これは〜ひらけすぎやろ〜。スポーツカーも走っとるし(だんだん岡山弁になってきた)若い婦女子(要するにギャル)もおるがな〜。こんなんじゃ修行にならんわ〜。と思いました。自分が坊主予備軍だったら絶対に修行できん!現にこの山に入ってから「不潔なことは考えないようにしよう」と思えば思うほど余計に不潔なことを考えてしまいます。(それは私の徳が低いだけか・・・)
 そんなこんなでしらけた自分はとりあえずバリ風のお寺の前にあったぞうさんの石造に抱きついてみました。

 まあ、要するに人間どんなに修行してもやっぱり権力欲とかセクトによる争いとか、そういうものから逃れるのは大変なわけで、武装したってどっちにしろ力のインフレ無限大になってしまうわけで、「つわものどもが夢の跡」だったわけです。根来寺を取り巻いていたなにやら「悲しい雰囲気」ってそれだと思うんだよね〜。やっぱり庶民でよかった!って感じが今回の総括かな?(これでうまくまとめたつもりか!)
 
 根来寺については以下のサイトが詳しそうです〜
 http://www.town.iwade.wakayama.jp/negiji/negoroji-f.htm