RTV、独立映画専門館INDIESPACE、メディアアクト、若者のみなさん

 RTV訪問。市民参加型のテレビ局。2002年スタート、最初は衛生放送だった。年間1500のテレビプログラムあり、1000名の市民が参加、一日17時間放送、全国のCATVにもコンテンツ提供をしている。代表番組は「People power」新自由主義に反対し、非正規雇用、違法労働、移住労働などを扱っている。多国語での放送もしている。政権交代で予算カットをされて今苦しいが頑張ります!との事でした。
 次はINDIE SPACEへ行きました。日本だとミニシアターみたいな所です。実はなんとシネコンの中にスクリーンを一つだけゲットする形で配置されてます。07年12月に設立されたそうです。独立系の映画の上映やDVD制作や配給もしています。おしゃれ系だなーって思いました。運動系とは違うフンイキがあります。
 14半から再びメディアアクトで所長自らの強化訓練。映像理論についてなので、正直レベル高すぎるし難しくて・・・。くすん。
 夕方から所長とご飯を食べながら総括的な事を話しました。韓国の368世代は何も無い所から色々と積み上げて来た歴史があります。そういう人たちからみたら、私など頼れる先輩が居る訳で、そういった部分でとても恵まれてるなーって思いました。
 夜は別行動で新村まで友達に会いに行きました。彼には韓国の友達を数人紹介してもらいました。みんな日本語が上手です。結構日本の映画やアニメやドラマで勉強してるみたい。みんなとは「マッコリ飲み放題の店」に行きました。店内にはマッコリの川が流れていましたいや、私マッコリ好きだけど、こんなにはいらないw
 今日は最終日なので御友達の家に泊まりに行きます。彼女は労働、フェミ系の友達を総動員してくれました。そして私たちスタッフが驚いた事には我々が受けた「長期ドキュメンタリー制作課程」を卒業した生徒さんが二人遊びに来てて私は「絶対に神様があわせてくれたんだ〜っ」て思いました。彼女達の言葉で一番嬉しかったのはやはり「今の自分をむりやり改造するんじゃなくて、あの講座を受けた事で今の自分をのばす事ができたし、歴史の積み重ねがあったから私たちはここまでこれたんだと思う」と言っていて。ああ「エンパワーメントの概念と一緒だ」って思いました。彼女達は後に3人で女性映像制作集団をつくったそうです。フジイ氏とヨン様以外は大量の女子が部屋にぎゅうぎゅうに入ってましたが、彼女達とは「88万ウオン世代」(大学まで卒業しても88万ウオンしか稼げない世代の事)の話やらキャンドルデモの公共空間としての話やら、「運動」って言葉が嫌だよねーって話とか、368世代への不満やら、若者の自殺率の高さの話を沢山沢山しました。

 もし日本人で機会がある人は海外に出て人と話をするといいと思った。自分たちがいる場所をマトリクスで知るには外に出た方がいいし、そうしないと人間は考えない。特にグローバリズムってものは人を分断して、巧く与えて、そして柔らかく統治する事に長けている。そういう中で「なんかやんわりと嫌だよね」って事を共有する事はとても意味がある。意味があると思えれば死にたいって方向にもいかない。
 みんなで死なないで生きよう。