コミックにみる女たち

　今日は仕事キャンセルになったので藤本由香里の講演会に行きました。「コミックにみる女たち」というテーマで、「ベルバラ」から「のだめカンタービレ」までを例にして女の生き方の変遷が語られました。オスカルとアンドレのベットシーンって余りにも有名なんですが、実は二人とも30代なかばで、しかもバージンだったと聞いて驚愕しました。あと、「のだめカンタービレ」ですが、あれってのだめが主人公に見えて、実は千秋様のモノローグしか出てこないらしいのです。気付かなかった！女が成長する物語かと思いきや、あげまん女に感化されて一緒に成長する男の話なのだね。この辺りが「ガラスの仮面」とかの王子様とシンデレラの構造とは違うわけだよね。
藤本氏曰く、時代は女を引き上げる男ではなく、活躍する女を見守る男の時代なのかも…と。（ベルバラはそういう意味で当時珍しいかなり先駆的な漫画でしたね）
政治と世相は違うものですね。